9月2日(土)開催「子どもの森の音楽会」の様子をお伝えします。
十勝管内(帯広、音更、士幌)に住む約30名の子ども達が参加してくれました。
午前中は木工ワークショップ。年齢に応じて、3種類の楽器を制作しました。
・幼児(ウッドブロック)
・小学1~2年生(マラカス)
・小学3~5年生(カスタネット)
全ての楽器に、自分たちが住む十勝の間伐材である「トドマツ」を使用しています。
まずは木材の手触りを楽しんだり、匂いをかいだり・・・「いい匂い」「くさーい!!」など、あちこちで元気な声が聞こえてきました。
講師の馬場先生から「ものづくりをする上で大切なこと」を教わりながら、それぞれ丁寧に木にやすりをかけていきます。
マラカスの制作指導は、札幌在住の山下浩史先生がご担当くださいました。優しい笑顔の素敵な先生です!
マラカスの中には、北海道産の小豆を入れました。
実は、今回つくったマラカスは特別仕様で、持ち手を外したらウッドブロックにもなるハイブリッド型マラカスです!
小学3~5年生のカスタネットグループは、のこぎりにも挑戦!みんな真剣な表情。
未就学児のウッドブロックグループも、本体に棒を差し込んだり、色を塗ったりしながら楽器を仕上げていきます。
どんな色にしようかな。一生懸命デザイン中。
子ども達の個性あふれる楽器が仕上がったら・・・午後はコンサート!
・さんぽ(全員)
・おもちゃのチャチャチャ(ウッドブロック)
・オペラ『カルメン』より前奏曲(マラカス)
・小象の行進(カスタネット)
・恋(全員)
の、計5曲を演奏しました。
登場シーン(さんぽ)。ピアノの演奏に合わせ、素朴で可愛らしい打楽器の音が鳴り響きます。
プログラムの最後、星野源さんの「恋」では、ダンスも加わり華やかなステージになりました!
コンサートのリハーサルは1時間弱だったにも関わらず、子ども達はものすごい集中力で、立派に演奏してくれました。
演奏の合間に、ワークショップの感想をインタビューしましたが、「楽器をつくったのは初めてで楽しかった!」「のこぎりを使うのは少し緊張したけど上手にできた!」など、嬉しいコメントが続々。やはり、自分の手でつくった楽器は愛着もひとしおの様子でした。
北海道新聞さんに、記事が掲載されました!(2017年9月3日)
今回の「子どもの森の音楽会」には、実に多くの方々がご協力くださり、一言では感謝を表せないくらいです。
後援してくださいました「池田屋 子ども思いの森 生きるちからファンド」様をはじめ、音更町・音更町教育委員会、並びに帯広大谷短期大学関係者・学生スタッフの皆さまに、心より感謝申し上げます。
今後も「地域の木材をアートに」の精神を大切にしながら、木育と音楽を融合させた活動に取り組んでいきます!