2018年7月29日(日)、十勝まきばの家(北海道池田町)で開催された 『子どもの森の音楽会』(主催:木育×音楽プロジェクトチーム、共催:池田町林業グループ、池田町)の様子をお伝えします。
池田町や帯広市等から、1歳から小学4年生までの20名の子ども達と、保護者の皆様がご参加くださいました。
まずは「森のおさんぽ」へ出発!
森林インストラクターの資格をお持ちの山本健太さん(池田町役場)の案内で、森の中を歩きます。
当日は朝から蒸し暑い一日でしたが、森の中は少しひんやり。
木や森についてのお話を聞くだけでなく、虫を触ったり、鳥の声を聴いたり・・・自然と触れ合いながらのお散歩です。
「セミの抜け殻を見つけたよ!」
最年少の1歳の男の子も、リュックを背負って一生懸命歩いてくれました。
森のお散歩の後は、「木の楽器づくり」。池田町産のシラカバ、ヤナギ、ハンノキを使ってウッドブロックをつくります。講師は鹿追町在住の木工家・高野夕輝さんです。
金槌やのこぎりを使って、真剣に楽器づくりに取り組む子ども達。
分からないことは自分で先生の所に聞きに行ったり、試行錯誤しながら道具を使う子ども達の姿が印象的でした。
昼食休憩を挟み、午後は野外コンサートです。
青空と緑の大自然に囲まれながら、自分達でつくったウッドブロックを使い、「さんぽ」、「山の音楽家」、「ディズニーメドレー」等、計6曲を演奏しました。
演奏指導は私、木育×音楽プロジェクトチームの長﨑が担当しました。また、演奏アシスタントとして、帯広大谷短期大学長﨑ゼミの学生5名が吹奏楽で華やかに盛り上げてくれました!!
こちらの楽器は丸太でつくった「まるたぼん」。枝で叩くと、迫力のある音が鳴り響きます。山本さんが開発された新楽器で、子ども達の人気を集めていました。
まるたぼんを使って、保護者の方にも即興演奏をお願いしました。
コンサート終了後。みんなのお陰で、素敵なコンサートになりました!
2018年8月3日(金)付、十勝毎日新聞さんにイベントの様子が掲載されました。
「地域の木材をアートに」をコンセプトとする木育×音楽プロジェクト。
木に親しみながら、音楽で表現する楽しさを、参加者様にも実感していただけたようです。
アンケートのコメントを一部ご紹介します。
・のこぎりをつかわせたのは初めてで、楽しかったようで、力の使い方を自分の感覚でやっていて、よい体験でした。
・木と関わることが生活の中であまりなかったことに気づきました。もっと木に触れる機会を作りたいと思いました。
・簡単な工程で、木製の楽器が出来る事に少し驚いた。木の材質や、穴の長さなどで音が変わるので、おもしろかった。
今回の体験が、子ども達の成長の一助となれたら、これ以上嬉しいことはありません。
最後となりましたが、ご参加いただいた皆様、関係者各位、ご協力頂いた皆様に心よりお礼申し上げます。
本当にありがとうございました!!
素晴らしい取り組みですね。
私にも男の子が二人おり、
またこのような機会があれば、
ぜひ子どもに参加させてあげたいです。